ようやっと、ダライアスバースト(以下「ダラバー」と略)の全ゾーンをリプレイできるようになりました(弱っ)。
というわけで、ダラバーの音楽について、思うところを書いてみたいと思います。
観点としては3つありまして、
(1)ダライアスシリーズの続編として
(2)新しいダライアスとして
(3)シューティングゲームのひとつとして
この3つの側面から評価していきます。
なお、ここではゲームとしての出来不出来については言及しません。
あくまで音楽的な部分についてのみ語っていきます。
また、以下の評価はサントラのリリース後に変更される可能性がありますので、ご了承下さい。
(1)ダライアスシリーズの続編として
申し訳ないのですが、評価する必要を認めません。
何となれば、これまでのダライアスシリーズの音楽世界は小倉さんが創り出し、発展させてきたからです。その続編というのならば、小倉さんをメインコンポーザーとすべきでしょう。
小倉さんの存在はKゾーンのボス曲「Hello 31337」にその痕跡をとどめているのみであって、あくまで音楽的な観点からいえば、ダラバーはシリーズの続編ではない、と判断します。
(2)新しいダライアスとして
小倉さんに頼ることなく新たなダライアスの音楽世界を創り上げたと考えれば、多少は納得のいく出来であると思います。
とりわけAゾーンの「Good-bye my earth」は出色の出来で、キャッチーかつテンポのいい展開といい、1ループきっちりでボス戦に繋がるシンクロぶりといい、新たなダライアスの音楽世界を感じさせるものがありました。
その他の曲も相応に工夫が見て取れる辺り、「新しいダライアス」を意識した曲作りをしているのは理解できます。
ですが、あまり必要性を感じないヒューマンボイスが入っている曲が散見されたりするのは、小倉さん(特にGダライアス)の影響なのでしょうか。形から真似ようとしている姿勢があったとすれば、やや残念です。
正直に言ってしまうと、ヒューマンボイスで神秘的なイメージを出したり目新しさを出したりする試みは失敗しています。この辺りについては、初めて「Hello 31337」を聞いた時に思わず笑い出してしまったくらい、小倉さんのテクニックの方がはるかに上です。
(3)シューティングゲームとして
ダライアスという枠を取り払って、ひとつのシューティングゲームとしてダラバーの音楽を評価するなら、及第点といったところでしょう。
「Good-bye my earth」以外の曲があまり印象に残らないという評があちこちで見られますが、最初は私もそう思いました。ですが、プレイを繰り返すことで耳が慣れてくると、そういう(印象に残らないと思っていた)曲も馴染んできますので、さほど悪くないように感じます。
まあ、馴染むまで印象が薄いままの曲というのもどうかとは思いますが。
……といったところでしょうか。
全体的な印象としては、小倉さんの高みに向かって背伸びをしているような感じですね。背伸びして指が届いているところもあれば、まだまだ届いていないところもあったりとばらつきがありますが、現ZUNTATAが新しいダライアスを生み出そうとした頑張りは伝わってきます。音楽としては佳作と言っていいでしょう。
では、この辺で。
2010年01月10日
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今回のダラバスで、
小倉さんが1曲だけっていうのは、本人の希望だったそうですよ。
あと、前夜祭インタビューでも言われてましたけど、
ZUNTATAでは今回のダラバスの曲は最後まで小倉さんの曲は聞かないで作ったそうですから、
逆にこのシンクロはすごいって事じゃないですかね。
どうも、お久しぶりです。
前夜祭インタビュー……すみません、ちゃんと読んでいませんでした(汗)
なるほど、そういうことがあったんですか。
だとすると、なかなか興味深いですね。
「形から入った」云々の部分については取り下げます。
ただ、ディレクターがばびーさんですから、その辺りで多少「小倉フィルタ」がかかった可能性が無きにしもあらず、とも思いますね。
ともあれ、現ZUNTATAにとっては非常にチャレンジングな取り組みであって、それが相応に成功しているという点は認めたいです。