事の経緯は、hallyさんの記事が詳しいので、そちらをご覧ください。
私は、この「ゲーム音楽史」という言葉に対する商標登録化に、強い違和感、というか戸惑いに似た怒りを感じています。
「ゲーム音楽史」という本が発売されたのは承知していますが、その内容については多くの異論を持っています。決して、あの本に書かれた内容でゲームミュージックの全てが語られていたわけではありません。「ゲーム音楽史」と銘打ってはありますが、決してそれだけがゲームミュージックの全てではないのです。
なのに、なぜここで「ゲーム音楽史」という言葉が商標登録化されなければならなかったのでしょう。これは、つまり他の人が「ゲーム音楽史」を語ることを制限することにつながるのではないでしょうか。ゲームミュージックの歴史を私物化せんとする今回の行為に、私はとても賛同することはできません。いや、むしろ強い怒りを持って否定せざるを得ません。
いったい、今回の商標登録化によって誰にどんな利益をもたらされるのかはわかりませんが、ゲームミュージックを語る上でプラスになるは到底思えません。歴史は、誰のものでもあってはなりません。
いったい、どういう意図のもとに商標登録化を行なったのか、当事者に尋ねてみたいです。その人がゲームミュージックの歴史に対してどういう認識を持っているのか、問い詰めたいです。
私は、強い怒りをもって今回の商標登録化に反対します。もちろん、一度承認されてしまったものを覆すのは難しいとは思いますが、いったいなぜこんなことが行なわれたのか、その真相を知りたいと思っています。
ネットの片隅でこのような怒りを発しても何の役にも立たないとは思いますが、どうしも言わずにいられなかったので、ここに記します。本当に、どういうつもりなのか、当事者にお伺いしたいです。
繰り返しますが、私は強い怒りを感じています。ゲームミュージックの歴史を私物化せんとする行為に、強い憤りを抱かざるを得ません。
ゲームミュージックは、あなただけのものじゃない。思い上がるな。
歴史っていうのは、そもそも一人で語るものではないと思うので、こうして商標登録化されることには違和感しか感じないのは同意であります。
本自体を守りたいが為なのか…とも思いましたが、意図を知りたいところです。
何かしらの発表があれば良いのですが、これ、今回気づかなかったら、他の場面(新たに出版するとか)で大変になっていたんじゃないかと思います。
本当、どうなっちゃうんでしょう…
ご無沙汰しております。
この記事を書いた時はけっこう酔っ払ってまして、何だかおかしな言い回しになってしまったのですが(笑)
酔いが覚めた頭で考えても、今回の件にはやはり違和感、というか警戒心を抱いてしまいます。何かわかりませんが、不穏なものが動いているような予感がしてなりません。
私はもはやゲームミュージックの世界から一歩引いた立場なのですが、この件については引き続き注視していきたいと思っています。