今週末もまたちまちまとプレイしてました。
このゲーム、音楽は全編オーケストラで構成されていて、私はけっこう気に入っています。
中世ファンタジー的世界観を持つドルアーガですから、時代がかった威厳を感じさせるオーケストラで曲を構成したのは非常に妥当、というか多分それ以外の選択肢はおそらくあり得ないのでしょう。とてもエレクトロニカでは描けない世界観ですから。
で、この音楽はいったい誰が書いたんだろう……と思って検索してみたところ、スーパースウィープの細江さんであるする記事が大量に見つかりました。
えー! めがてんさん、こんなオケな曲書けるようになったのぉ!?
と、大変失礼ながら非常にびっくりしてしまったのですが、
よく調べてみたらどうやら違ったようです(汗)
メインコンポーザーは矢野雅士さんで、それに相原隆行さんと佐宗綾子さんが加わっているとのこと。矢野さんご本人がそう書いていらっしゃるので間違いないかと。
で、音楽の方に話を戻しますが、街中やダンジョンの曲はよくも悪くも「空気のような」音楽です。矢野さんがコメントしてらっしゃるように、控えめで背景に徹するような構成になってます。特にダンジョン内の曲はゆったりとした3拍子で、鳴ってるのはわかるんだけど、ゲームを始めると全く意識に上ってきません。実際、もう20時間以上やってるはずなのに、ゲームを終えるといったいどんな曲だったのか未だによく思い出せないくらいで(汗)
よく言って「邪魔にならない」、悪く言えば「存在感が薄い」。でも、初回特典のサントラで聴き直してみると、どれもゆったりと腰の据わった聞き飽きしないメロディで、よく出来てるんです。慎重にじっくりやり込むタイプのゲームだけに、聞き飽きしないという点はかなりポイント高いです。記憶に残りにくいのは、それだけ自然にゲームの世界に溶け込んでる、ってことなのかもしれません。
一方、オープニングやボス曲ではアップテンポで勇壮なかっこよさを見せてくれて、この辺のメリハリも好印象です。オープニングのムービーは途中でタイトルロゴが入ったりと複雑な構成なのに、それにぴたりとシンクロしてるところが実に気持ちいいです。
ボス曲も血の温度が0.5℃くらい上がりそうな高揚感を感じさせてくれて、戦闘をかなり盛り上げてくれます。
初回特典のサントラのみに収録されているというプロモーションの曲も聴きましたが、こちらでは「ザ・タワー・オブ・ドルアーガ」「イシターの復活」の曲がオーケストラのメドレーで堪能できます。これまた各曲が違和感なくまとまっていて、非常にお得感が高かったです。
うーん、何のかんの言って、けっこう気に入ってるみたい(笑)
最近はこういったオーケストラを多用したゲームミュージックの出来がいいような気がしますね。ま、好みの問題だとも思うんですが……。