2007年12月31日

ゲームミュージックはすごいものであってほしい

2ヶ月以上放置してしまいました。

長い間記事を書かないのは今に始まったことではないので、特に言い訳はしません。ですが、今回はいつもの放置とは若干事情が違います。
「ゲームミュージックの話がしたいんですよ」と言っておきながら、最近ゲームミュージックに失望を感じている自分がいるのです。

以下、そのことについてお話します。

きっかけは、去る11月4日に開催された、川井憲次さんのコンサートでした。

私はあまり映画などは見ないんですが、川井さんの映画音楽はとても好きで、見てもいない映画のサントラをいくつも買っては聴いたりしています。今回、その映画音楽を中心としたコンサートが開かれるというので、喜び勇んで聴きに行ったのでした。

会場は、パシフィコ横浜。9月に「PRESS START 2007」が開催された、あの大ホールです。
川井さんの映画音楽は既存の音楽の枠にはまらない組み合わせのものが多く、オーケストラはもとよりフォーリズムやシーケンサーやリズムボックス、はては和太鼓や民謡コーラスまで、非常に多種多様な音源が用いられています。そういういわゆるボーダーレスな音楽という意味では、ゲームミュージックと共通する部分があると言っていいでしょう。
同じ性質の音楽を同じ会場で聴くというシチュエーションにあって、どうしても「PRESS START」と内容を比べてながらの鑑賞になってしまいました。

そして、コンサートが終わった後で感じたのは、「現在の、そしてこの先のゲームミュージックを聴く意味はなくなってきた」という失望でした。

CD-DAに始まりリニアPCMが当たり前となった現在では、音源という面においてゲームミュージックは映画音楽とほぼ同じ土俵にあると言えます。実際、「最近のゲームミュージックは映画音楽みたいだ」という表現もよく見聞きするようになりました。
ですが、同じく映像に付随して音楽的な境界線が存在しないという共通項を持ちながら、同じ土俵に立ったはずのゲームミュージックは映画音楽に圧倒的に負けていると感じたのです。

痛感したのは、覚悟の違いでした。
映画は、マニア一般人を問わず、誰が観るかを特定することはできません。だからこそ、その音楽は誰が聴いても鑑賞に耐えうるだけのクオリティを保持しなければなりません。それだけの覚悟があるからこそ、音楽単体としても万人に対してアピールすることができるのです。

一方、現在のゲームミュージックは「ゲームを立てる」「ゲームに合わせる」ことばかりを考えているために、ゲームのプレイヤーのみを満足させるような近視眼的な音楽ばかりになっています。当然ながら、ゲームをプレイしない一般の方々へのアピールなど考えてはいません。まず、この点において覚悟が違います。
そして、プレイヤーの多様化に対しては既存ジャンルの音楽を追従することによってのみ対応しているため、音楽としては既存ジャンルの二番煎じ的な存在ばかりになってしまいました。しかも大抵がオーケストラかテクノ。単独の音楽ジャンルとしてのゲームミュージックの価値は、著しく下がっていると言わざるを得ません。

ついでに言えば、その原理からしてゲームミュージックの得意技であったはずの映像とのインタラクティビティも、リニアPCM垂れ流しが席巻することによってほとんど失われた技術となり果てています。片や、映画音楽において映像とのシンクロが最も重要なポイントであることは言うまでもありません。この点においても、ゲームミュージックは映画音楽の後塵を拝することになったと言えるでしょう。

PSGやFM音源といった時代のゲームミュージックは、その音源自体が音楽としてのアイデンティティであり、また電子音楽としての最前線にあったことから、その存在感を一般にアピールすることができていました。また、その表現力の制約ゆえに鑑賞に耐えうる音楽たらんとするモチベーションが強く、その情熱が結果的に音楽としての質を高めるという相乗効果もありました。現在、リメイクやアレンジなどで90年代以前の作品が数多く「再登板」していますが、それでも相応の需要があったりユーザーに満足感を与えたりできているのは、その音楽が本質的に優れているからです。

ひるがえって、現在のゲームミュージックで「ゲームミュージックでなければ聴けなかった」という音楽はどれほどあるでしょう。既存のジャンルのどれにも当てはまらず、「これがゲームミュージックというものだ」と胸を張ってゲーマー以外の人にもアピールできるだけの音楽性を持った作品が、どれだけあるでしょう。
(念のために言っておきますが、卑屈な意味で言っているのではありません。客観的に見て、他の一般的な音楽と比肩し得る以上のオリジナリティがあるかどうか、という点を問うているのです。)

昔はともかく、今のゲームミュージックは、言うほど大したものじゃありません。いい音楽を聴きたければ、他のジャンルを当たればいくらでも見つかります。ゲームミュージックにしがみついている理由などどこにもありません。インストであれば、最近のアニメやドラマの劇伴、映画音楽の方がよっぽど魅力的です。



……ただ、それでも私は、ゲームミュージックはそれら既存ジャンルを超越したすごいものであってほしいと願っています。プレイヤーはもちろんのこと、ゲームを知らない人までもその世界に巻き込むくらいの魅力と説得力に満ちた、すごい音楽であってほしいのです。

今年も多くのゲームミュージック作品を聴いてきましたが、そんな「すごい音楽」に出会うことはできませんでした。実に残念です。唯一感銘を受けたのは「世界樹の迷宮」でしたが、それはそれで大いなる皮肉でしかありません。

この記事を読んで下さった方に、お願いがあります。
2007年にリリースされたゲームミュージックのオリジナル作品で、「これは音楽としてすごいものだ」と思えるものがあったら、教えて頂けないでしょうか。サントラ化されているものであれば、予算の許す限り聴いてみたいと思います。ぜひ、コメントにてお寄せ下さい。

来年は、ゲームミュージックに新たな希望を見出せる年になるのか、あるいは失意のうちにゲームミュージックのファンをやめることになるのか。できることなら、前者であってほしいと願っている年の暮れです。
posted by まれいん at 02:13| Comment(27) | TrackBack(1) | 話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ただの通りすがりで聞き流しても十分ですが質問させてください。

>一方、現在のゲームミュージックは「ゲームを立てる」「ゲームに合わせる」ことばかりを考えているために

と書いた直後に

>ついでに言えば、その原理からしてゲームミュージックの得意技であったはずの映像とのインタラクティビティも

のくだりに矛盾を感じます。
映像とのインタラクティビティは「ゲームに合わせる」ことではないのでしょうか?


一通り読んで思ったのは「凄いものであってほしいなら自分なりに形を見せてみればいいのでは?」と思いました。

残念なことに文章から音は出ませんし。
Posted by 通りすがり at 2008年01月02日 01:54
通りすがりに意見を投げつけて去るという姿勢はあまり好きではないのですが、筋の通ったご指摘でもありますのでご返答致します。

「ゲームに合わせる」という表現は、たしかに誤解を招きやすかったかもしれません。ここでいう「合わせる」とはインタラクティビティのことではなく、「迎合する」「従属する」という意味です。マイナーな例で恐縮ですが、例えるなら「Quest of D」の楽曲のようなものを指します。
一方、インタラクティビティとは近藤浩治さんが目指しておられるようなものを指します。
参考:http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0703/08/news082.html

「懐古主義」と言われるのが嫌だったので、あえて「すごい音楽」の例は挙げなかったのですが、私にとって「すごい」と思わせるゲームミュージックの筆頭はやはり全盛期のZUNTATAの作品です。
OGRさんの「ダライアス」シリーズ、TAMAYOさんの「RAY」シリーズは有名なところですが、他にも「ファイターズインパクト」「カオスヒート」「ガメラ2000」といった辺りは特に音楽的なオリジナリティが高いです。いずれもゲームミュージックに注目していなければ決して出会えなかった類の音楽だと思っております。

ZUNTATA以外で例を挙げれば、「エヴァーグレイス」や「アーマードコア」シリーズに見られる星野康太さんの作品や、「聖剣伝説2」「クーデルカ」等の菊田裕樹さんの作品もオリジナリティのある音楽だと思います。

たしかに、こういった作品例はあらかじめ具体的に示しておくべきでした。反省しております。
Posted by まれいん at 2008年01月02日 16:39
1つ質問です。私の中で考えをまとめるために確認しておきたいのですが、強引に要約して「ゲーム音楽は、音楽としての質が低い」と解釈していいでしょうか?

>「ゲームミュージックの話がしたいんですよ」
たんにゲームミュージックをチヤホヤするだけでなくて、ゲームミュージックについて議論することも含めれば「ゲームミュージックの話がしたいんですよ」で問題ないと思います。

>「現在の、そしてこの先のゲームミュージックを聴く意味はなくなってきた」
聴く意味があるか無いかは、あなたが以下のいずれかをやりたいのかに因ります。

*ただ音楽を聴きたい
*ゲームミュージックを聴きたい
Posted by みわ at 2008年01月05日 17:34
少し前からこのサイトを拝見させていただいているものです。
2007年に音楽がすばらしかったゲームは、Xbox360用ソフトの「トラスティベル〜ショパンの夢〜」だと私は思います。
私はこのゲーム自体はプレイしておらず、サントラしか持っていませんがそれでもこのゲームの曲は名曲であると思います。
あくまで私の意見ですが、一度は聞いていただきたいです。

Posted by アルト at 2008年01月07日 21:03
>みわさん
>強引に要約して「ゲーム音楽は、音楽としての質が低い」と解釈していいでしょうか?

何をもって「音楽の質」とするかにもよりますね。
音質やチャネル数、音の構成などを考えれば、ゲームミュージックはその他のジャンルと比べても遜色のない音楽だと思います。
ただ、ジャンルとしての個性という面においては他のジャンルに埋没する形になりつつありますので、あまり高いとは言えないと思います。
それと、私が今回取り上げたのは現在……とりわけここ2、3年のゲームミュージックについてのことです。それ以前、特に90年代前半以前のゲームミュージックにおいては充分に個性が保たれていたと考えていますので、ゲームミュージック全部をひっくるめて「質が低い」ということはできません。

>聴く意味があるか無いかは、あなたが以下のいずれかをやりたいのかに因ります。

私は、すごい音楽が聴きたいんです。
ゲームミュージックは、他のどんなジャンルとも異なるインパクトや説得力、世界観を持ち得る音楽ジャンルだと思っています。
ゲームミュージックだけが持ち得る「凄み」に惹かれて、私はゲームミュージックを追いかけてきました。
ですが、ゲームミュージックが他ジャンルに埋没してその凄みを失っていく一方で、他ジャンル(特に劇伴)においてかつてのゲームミュージックが持っていた鮮烈なインパクトや説得力を持った音楽が生まれつつあるのです。
ならば、ことさらにゲームミュージックにこだわる必要はないのではないか。
そう思って、今回の記事を書きました。

ならば、グチグチ言わずにゲームミュージックなど捨て去ればいい……と思われるかもしれません。
ですが、かれこれ25年も愛し続けてきたジャンルをそうそう簡単に捨てることはできません。だから、無様を承知で呼びかけているのです。「ゲームミュージックは今でもこんなにすごい音楽なのだ」と、私に教えてほしいのです。
身勝手なお願いですが、どうかよろしくお願いします。

>アルトさん
「トラスティベル」は私も試聴段階で注目していたのですが、予算の都合で現在も未チェックのままとなっておりました。
サントラのみでも評価できる内容とのことですので、早速購入してみたいと思います。
お勧め下さいまして、ありがとうございました。
Posted by まれいん at 2008年01月08日 02:56
劇伴のプロが作る映像付帯音楽は本当に凄いんだからしょうがないのよ
一曲辺りにかけられる予算も時間も全然違うんだし
Posted by 通りすがり at 2008年01月08日 16:31
インタラクティビティについてですが、ストリームだから場面に合わせた音楽の変化がないなどということはありません(もちろん変化する以外の演出手法もある)。ゲームジャンルや機種にもよりますが、最近ではむしろ連続的な変化があって当たり前になりつつあります。単に知らないだけでしょう。

「覚悟」や「予算と時間」についてはすでに言及している人がいるので割愛。
Posted by at 2008年01月08日 18:10
>通りすがりさん
先日とは別の方でしょうか。
たしかに、映画の劇伴などは予算も時間もゲームミュージックとは比較にならないくらいかかっているでしょう。
ただ、逆に考えれば「ゲームミュージックにももっと予算と時間をかけてもいいんじゃないのか」と言いたくなりますね。
現場の実情を知らないので、どの程度の予算と時間があるのかはわかりませんが、それが貧しいものであるならば、もっと厚遇されても良いのではないかと思います。

ゲームミュージックのプロが劇伴のプロに勝てないのだとしたら、何とも悔しい話です。
もっとも、劇伴の作曲者の方々は音楽的素地がしっかりしているという印象がありますので、その点を比べるとゲームミュージックには脆弱な面があるのかもしれません。あくまで印象ですが。

>匿名さん
私も、この世の全てのゲームとゲームミュージックを知っているわけではありませんので、知らない部分は多々あるかと思います。ですが、「当たり前」というほど技法として定着しているかというと、少々疑問に思ってしまいます。

よろしければ、そういった「連続的な変化」を感じられるゲームのタイトルをいくつか具体的に教えて頂けないでしょうか。実際にプレイしてみて、研究してみたいと思います。
それによってゲームミュージックに新たな希望を見出せるのであれば、うれしいことです。
Posted by まれいん at 2008年01月10日 01:14
私もゲーム音楽は大好きです。ただ、ゲーム音楽以外をほとんど聴かないのでゲーム音楽とそれ以外の音楽を比較できないので、まれいんさんがどれだけの衝撃を受けたのかは実感できません。

以下は私の憶測なのだけど、映画音楽の作曲家とゲーム音楽の作曲家とでは音楽についての基礎に差があるのではなかろうかと考えてます。浜渦正志さんが少し前に「作曲するために学問は必要か?」( http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/cm/hamauzu/ を検索してね )と書いてましたが、学問の有無が映画音楽の作曲家とゲーム音楽の作曲家との差なのかなと想像しました。

しかし、植松伸夫さんのように音楽の基礎が無い( と本人が言っている )作曲家であっても素晴らしいゲーム音楽を書くのだから、学問の有無はあまり関係ないかもしれません。

うーん。
Posted by みわ at 2008年01月11日 23:39
かなり久しぶりのカキコですね^^;
今回の話題ですが、音楽観は個人それぞれあると思うので、自分の感じを。

私は耳に気持ちよければOKで、頭で思い出されるくらいハマる音楽であれば、そのゲーム音楽万歳です(^^)
だから常に未知の脳内ハマりメロディーを求めてCD買ってます。それが私がゲーム音楽CDを買う理由ですよ。
作曲者とか、ゲーム内容を気にせず気になったCDは基本全部買って聞いてますから。。w

私はテクノやトランス、果てはブラックメタルやデスメタルも聞いてますので、そういうのはジャケ買いとかで買うので、気になったCDを買う理由は「聞いてみたい」で十分なんですね。
特にゲーム音楽の場合は、イメージつかみやすいし、
良質のメロディー多いので大好きなんですよ。

最初は「ハズレかなぁ〜」と思ってもあとで聞いたら
大ハマリしたCDとかもありますし。
まれいんさんも、気楽に広く浅く聞いてみてはと思うんですが、どうですか?
(論点ずれたかな?(汗))

オススメ教えてとのことですので、一枚挙げときましょうか。
えーと、2007年発売ですと、この辺とかどうですか?

ttp://www.amazon.co.jp/Unreal-Tournament-Soundtrack-Original-Video/dp/B000XXWKAM/ref=pd_bbs_sr_1?ie=UTF8&s=music&qid=1200070336&sr=8-1

個人的には、このゲームと音楽は上の方が挙げてる「連続的な変化」が感じられると思いますよ。
アーマードコアが聞けるなら、イケると思いますw
Posted by ava at 2008年01月12日 02:58
>みわさん
浜渦さんのブログ(?)、興味深く読みました。

学問としての音楽知識は、ゲームミュージックに限らず大半のジャンルでも必ずしも必要とされないんじゃないかと思います。ロックやジャズの有名アーティストがみんな音大出身とか、そういうことはないでしょうから。
ただ、多くの楽器を駆使して大量のチャネルを一斉にコントロールするような大規模な音楽を作る時には、やはり学問的な知識が必要になってくるとは思います。

映画音楽のような劇伴は、元よりそういった大規模な音楽として作られるのが普通ですから、作曲するには相応の知識が必要なはずです。
一方、音源やチャネル数などハードウェア的な制約の多かったゲームミュージックは、いわば「小さな音楽」でした。そうした小さな音楽を作る分にはおそらく学問的な知識はあまり必要とされなかったのではないでしょうか。

ですが、今やゲームミュージックにはハードウェア的な制約は事実上何もありません。しかも、ゲームの映像の進化に合わせて、大規模な音楽作りが求められるようにもなってきました。
そうすると、今まで小さな音楽を作ってきた人たちと、元々大規模な音楽作りに慣れてきた人たちとの間では、やはり地力の差が出てくるのだと思います。

もちろん、昔からゲームミュージックを作り続けてきたコンポーザーの方々の中には、知識がなくとも自己流で技量を磨いてきて、現在の状況に対応している方もいらっしゃることでしょう。ですが、それはかなり稀なケースかと思われます。

もっとも、知識さえあればいい音楽が作れるかというとそうでもないでしょうし、人の心を打つ音楽というのは知識以前にもっと精神的な部分に拠るのではないかと思っています。今のゲームミュージックに足りないのは、むしろそういう点なのかもしれません。


>avaさん
どうも、お久しぶりです。

気楽に広く浅く聴く……そうですね、本来ゲームミュージックを楽しむなら、そういった姿勢の方がいいのかもしれません。
ただ、ゲームミュージックの将来というものを考えると、どうしても気楽に構えていられなくなるんです(苦笑)

このブログを始めた当初は、私もゲームミュージックのサントラとかをたくさんジャケ買い(タイトル買い)していて、「当たり」もそれなりに多かったんです。それが今ではジャケ買いをすると「はずれ」ばかり引くようになってしまって、またはずれたら嫌だからとすっかり買い控えるようになってしまいました。
これ以上絶望したくないから、ゲームミュージックを聴かないようにしている……というのが、今の正直な気持ちです。
だからこそ、「ゲームミュージックってまだまだすごい」と思える作品を教えてもらって、希望を見い出したいんです。

さて、お勧め頂いたのは……「Unreal Tournament 3」ですね。うちのオンボロPCではとてもプレイできそうもないので(汗)「連続的変化」の検証は難しそうですが、「アーマードコアが聞けるならイケる」という言葉を信じて、聴いてみたいと思います。どうもありがとうございました。
Posted by まれいん at 2008年01月13日 01:43
まれいんさんの文章を拝読しましたが、確かに最近のゲームミュージックは心に残るものがないと、自分でも感じています。確かに雰囲気を出しているとは、感じるのですが、それ以上ではありません。別に昔の音楽のすべてが素晴らしいとは思いませんが、一部のゲームの音楽は雰囲気だけでなくゲームの世界観そのものをつくりあげたり、ゲームをしなくても、曲を聴けばそのときの情景を自分で想像できたり、もしくはプレイした思い出が喚起されるのがはっきりとわかりました。

そして現在ではそれが絶えたのかは、はっきりわかりませんが、サントラのCDだけで、それを追っかけるのは難しいと思います。自分としてはサントラでなく、ゲームそのものから流れる音楽を録音しながら、有名でないが、いい曲をつくれる作曲家さんを探していますが、普通の人にとっては時間的に困難です。そういう自分も2007年のゲームはほとんど買えませんでしたし。

と言う理由でお勧めできる音楽はないということになってしまいますが(本当は世界樹の迷宮をお勧めしたいのでが、まれいんさんはすでに持っていられるので却下となります)、2007年に発売されたゲームに拘らなければ、自分としては「ぷよぷよフィーバー1&2 サウンドトラック」がいいと思います。ぷよぷよなので、基本的には楽しい曲なので、まれいんさんが期待するすごい曲は入っていないかもしれませんが、個人的にはフィーバー(特に1の方)の曲はコンパイル時代のぷよぷよと比べても遜色のない出来だと思いますし、メロディがしっかりしているので、最近の曲みたいにうるさいだけで、何も伝わらない曲ではないので(個人的主観によるもの)、楽しい曲が嫌いでなければ、大丈夫だと思います。でも、もう手に入らないかもしれませんが(セガダイレクト専売なので)。

それでは失礼します。
Posted by グリッサンド at 2008年01月13日 21:16
>グリッサンドさん
おっしゃるとおり、最近は一聴してゲームの世界観が脳内に広がるような、そういう「濃さ」を持った音楽がめっきり少なくなったように思います。

もっとも、そういった音楽を「サントラだけで追っかけるのは難しい」というのもそのとおりでして、探すのならば実際に多くのゲームに触れてみて地道に探すしかないのでしょう。そして、それを実行するのは一般人では困難を極めるのもおっしゃるとおり。全く、難儀なことです。

思うに、日々大量にリリースされていくゲームの数の多さが、ゲームミュージックの「濃さ」を薄めてしまったのかもしれませんね。

さて、「ぷよぷよフィーバー1&2」のサントラ、おすすめ下さってありがとうございます。
コミカル系はやや不得手なのですが、「何も伝わらない曲ではない」という頼もしい言葉を信じて、チェックしてみたいと思います。

あ、そういえば、セガダイレクトってもうすぐ無くなるんでしたっけ……(汗)
Posted by まれいん at 2008年01月15日 00:18
私事で恐縮ですが、明日から長期出張で海外に出るため、ネットワークにアクセスしにくい状態になります。
このため、コメントを頂いてもお返事ができるまで時間がかかってしまうことがあるかと思います。どうかご了承下さい。
Posted by まれいん at 2008年01月15日 00:44
「ぷよぷよフィーバー1&2」のサントラの件ですが、すでに売れ切れているみたいで、ないものを推薦して申し訳ありませんでした。

しかし、「頼もしい言葉を信じて」と仰られると、どきどきします。なにしろ、自分の好みの音楽とネットでゲームミュージックの好きな方々の好みの音楽が非常にずれていますので(グラディウスより、ファンの方々に不評な?グラディウスジェネレーションの曲を好むぐらいですから)、自分の好きな音楽にやや自信がもっていませんでした。その上、今回推薦したCDはまれいんさんの好みではないと推測できたので、いささか、軽率かなと思いました。(さらに補足しますと2ループ以上かけて聞かす音楽なのに1ループ強しか流れない欠点もあります。)

ただ、自分自身はいい曲だと思っていますので(主にフィーバー1全体や2の中ボス、ラスボスの所)、何かの機会で聴いてもらえば、それでありがたいと思います。

それでは失礼します。
Posted by グリッサンド at 2008年01月15日 01:28
久しぶりにコメントさせていただきます。

他ジャンルの音楽との比較で最近のゲームミュージックの音楽性、未来性に疑問を持たれた、
といった認識でよいのでしょうか?

個人的には
〜「ゲームに合わせる」ことばかりを考えているために〜
ということに問題点を感じない自分がいます。

そもそも、視聴者が受身の形で聴く劇伴と、プレイヤーが能動的に関わり聴くゲームミュージックの存在に違いを感じているからです。

昔のゲームミュージックには確かに、印象深いものが多いことは認めますし、
最近の豪華なビジュアルシーンとあわせたオケラの曲などにインパクトが乏しいことも認めますが、
多くのゲーム音楽は当時もゲームに合わせる形で生まれていたと思っています。

そもそもの在り方が違うものを同じ土俵で比べるのは困難だと思いますし、きりがないようにも思います。

でもきっと、それはまれいんさんの熱愛のあらわれなんでしょうね。

そんなこんなで私がお勧めするのは“オトメディウス”のゲームミュージックです。
焼き直しなども含めた音楽ですが、久しぶりにゲームセンターで“あっいいな”と思えました(実はアレが面白かったことが少し悔しいんですけど)
サントラはまだだったかと思います。
プレイできればベストですがニコニコ動画なんかで少し聴いてみてもいいかもしれません。


Posted by そうてん at 2008年01月15日 20:46
今回のエントリほど空を掴むような具体性に欠ける内容はなかったですね。
正直どうしたんだろう?と残念に思います。

いい加減、他ジャンルと比較することの不毛さに気付いて欲しいと切に願います。ゲームミュージックに絶望するのは勝手ですが。
Posted by ZEN at 2008年01月18日 13:55
みなさんもコメントにもありますが、最近は印象に残る曲が少なくなったと感じます。「主旋律(メロディーライン)のある曲が、最近のゲームミュージックから減った」ためであるのかも知れませんね。

「2007年リリース オススメゲームミュージック」

*エースコンバット6 解放への戦火「The Liberation Of Gracemeria」
すでに視聴済みかもしれませんが、聞いているだけで心が熱くなる一曲です。サントラ全体の印象としては、シリーズ4・5には及びませんが、じわじわとよい曲もありますね。

*オーディンスフィア「巻き返せ」
ゲームよりも前にCDで始めて聞いて、気に入った曲です。

「番外編」
2007年発売サントラという条件から外れてしまいますが、blogで触れていない曲で、心を動かされた曲もご紹介します。

*ヴィーナス&ブレイブス 中ボス、エンディングなど多数
オープニングからエンディングまで名曲勢ぞろいです。残念な事にサントラ単体での発売はされていませんが、WEB上に耳コピーや動画が見つかると思います。これを聴かずしてゲームミュージックファンを終えるのは、もったいないですよ!

*Kingdom Hearts「Another Side」
キングダムハーツ2のPVで使用されていた曲ですが。一度聴いた時点で一目ぼれ(?)した曲であり、個人的には鳥肌ものでありました。視聴されてみてはいかがでしょうか?

この場で上記の曲をお聞かせできない事が心苦しいですが、少しでも名曲探しのお手伝いになれば幸いです。
Posted by シェン at 2008年01月20日 23:57
自分のblogに書こう書こうと思っていながら、
いろいろと先に言われてしまった感もありますが…

ゲームミュージックが、ゲームミュージックたる
アイデンティティを失ってしまった、とは、
私も最近ではよく思っています。

昔はゲームミュージックでない電子音楽も、
ゲームミュージックも両方聴いていたのですが、
最近ではゲームミュージックを聴く機会が減りました。

やはり、同じように、ゲームミュージックが、
ゲームの外にある音楽に近づいていった結果、
同一線上で比較されるようになって、
結局質の高い電子音楽のみを選んで聴くようになった
という流れなのかなと思っています。
今のゲームミュージックでいいと思うものも、
そうでない音楽と比較した上でいいというものが
その対象なのではないかなと。

あとは単純に、ゲームの質そのものが、
ゲームミュージックというカテゴリとは
相性のよろしくない形に変容したとも思います。

ゲームミュージックの質は変化してきていると思います。
どのように変化してきたか…は、自分のblogのネタとして
取っておこうかななどと不埒なことを思ってみたりして。

寂しいことを言うようですが、音楽が好きなのであれば、
今は幸せな時代だと思いますよ。
ただ、その対象がゲームミュージックではないというだけであって。

去年聴いた中では、ピンクスゥイーツの「堕ちない翼」でしょうか。
正確には2006年発売ですが。
いまどき珍しく、昔ながらのゲームミュージックっぽさを残した
名曲だと思っています。
バトルガレッガやエスプガルーダのような、
ゲームの中でしか流れない
(お店やクラブでは流れない)タイプの曲だと思います。

同人音楽では、ゲームミュージックっぽい音楽、
というのは結構あると思いますよ。
そちらを開拓してみるのはいかがでしょうか。
ある意味、メインストリームから逸脱したものを
すくい上げるのが同人の役割、と考えると、
やはり少し寂しいものがありますが…
Posted by ykyky at 2008年01月23日 01:16
お久しぶりです

熱い話題が展開されていますねw
僕は文章能力低いのであしからずです(苦笑)

確かに映画の楽曲などはお金かけて製作されて
世の一般では評価されるよい音楽があるかもしれません、しかしあなたが
評価高い映画音楽は観る人がゲームプレイヤーより圧倒的に多い割りに音楽的な評価
(激惚れしている人とか)する人は多くはないように思います
欲しいなと思ったサントラほど発売もなくガッカリした事も多いです、
映画サントラというのは映画界の収入的には皆無に等しい為、製作をしないらしいです(怒)
そう考えると音楽面で言えばむしろGMの方が世界的に人気があるのではないかと思います、日本国内では見向きもされなかったソフトや音楽が海外では賞をとっているようです。

かつての3和音や2Dドット絵は現在でも評価高いです(作れる人いないから)
近年では音楽もゲームも時代に逆行していくのが
ブームになりつつあるようです
どんな事もそうですが、昔ながらの・・というのはやはり評価されるんだなと思いました

ゲーム音楽家はいきなりオケ作れませんし
その逆もそうですよね、
同人とか無料で作曲や提供しているHPはかなり多く存在します

僕が思うに無いものは作るしかありません
変な文章ですいませんw:
Posted by aa at 2008年01月26日 12:32
要するにゲーム音楽と言うのは「ゲームをしたかどうか」ということですよ。音源が変わろうが曲調が主張しないものになろうがこれに勝るものはないと思います。
つまり今のゲームを昔のように熱中できればおのずとそのゲーム音楽に魅力を感じることが出来ると思います。
PSにキングスフィールドというゲームがあります。その音楽は雰囲気重視でほとんど主張しないタイプのBGMです。しかし僕はこれを親に隠れて夜中にやったりするほどはまりました。するとその空気みたいな音楽にも魅力に感じるんですよ。サントラ未収録曲は直録までしました。

またそれかクロノトリガーとソーサリアンの違いかもしれません。ソーサリアンは音楽は濃いですがそのリニューアルのアレンジ版ばかり聴いてしまいます。クロノは最初の時計の音から雰囲気は重厚ですが映像とともに耳に入るのでそれも楽しむことが出来ます。

おそらくまれいんさんの言うゲーム音楽は「最近の大作ゲーム」の音楽じゃないでしょうか?大作ゲームにはやはりオーケストラしか合わなくなってきているからでしょう。
Posted by MK-2 at 2008年01月30日 02:10
お久しぶりです。
何か熱くなる議論ですが、自分は伝えるのが
へたくそなのでご勘弁ください。

たしかに表現の幅が広がって音楽を比較してしまう
といった具合になっているのかもしれません。
でもそれはまれいんさんの仰るゲーマーだけ見た
近視眼的な音楽という印象とはむしろ逆の印象を受けます。ACZEROなどはまずフラメンコは
合うか?みたいなスタンスから作曲を始めたとライナー
にありましたし実際このサントラはZEROという名曲が有名です。

ただGMと思わせるのは難しいのかもしれません。

もしくは中杜カズサさんの昔の記事にあるような「陰の音楽」として作曲されているかもしれません。あまり主張しない音楽として・・・
http://gamemusic.blog50.fc2.com/blog-entry-491.html


去年聞いたものでいいと思ったもの
XBOX360用ソフトGears of warのサントラです。
プレイ動画を見ていたんですが世界観からくる
重苦しいけど重厚な音楽です。
http://www.amazon.co.jp/Gears-War-Original-Soundtrack-Simonec/dp/B000SO7OVQ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1201633759&sr=1-1
Posted by sea at 2008年01月30日 04:15
まぁ、覚悟云々は「イベントステージに泥酔して出てきた挙句一緒に仕事をしてきた人を罵倒する」最悪に不足した「自称大御所」を筆頭に一部いるのは確かとして。

全部のゲームをやったわけでもなく、
全部のゲームサントラを聞いたわけでもなく、
あげくストリームがNGとかの勝手縛りを入れておいて
業界全体を否定するのは乱暴じゃないですか?
てのがひとつ。

よく考えたら川井氏もゲームミュージック手がけてるってのに、失望うんぬんとするのは結構無礼な話じゃないかないうのがもうひとつ。

大御所の仕事だけじゃなくて若い衆の仕事とかも聞いてみると新しい発見があるかもですよ。

とりあえずまれいんさんの「縛り」を考慮しても「シューティングラブ2007」と「ダイナマイト刑事EX」はけっこうよかったと思いますよん。
この二つ、聞いてます?
Posted by snieaque at 2008年02月07日 03:10
最近ゲームミュージックに失望しているということですが、その気持ちなんとなくわかるような気がします。
私も結構長くGMが好きで聴いていますが、最近のGMのOSTを買うということが少なくなっています。
昔のGMのコンポーザーの方は、少ない音色、チャンネルで印象強いものを作ろうと努力されて作曲されていたと思うのですが、現在ではそういう縛りがない、一般の音楽と同じ条件で作曲できる、いや、しなければならないため、独創性を出すのが難しいのではないかと思います。ただ、世界樹の迷宮は例外ですけど。あれは敢えて昔のスタイルで作曲しているものですから。そういう意味では、もっと印象的な楽曲があるといいのですけどね。
駄文ですみません。

最近、聴いたので良かったのは、オメガトライブが良かったす。sweeprecordで試聴ができますので。
http://www.sweeprecord.com/?p=118
Posted by ペンタウァ at 2008年02月27日 23:02
おひさしぶりです。

とりあえず、私なりの回答かなあというものを書いてみました。

ゲーム&ゲームミュージックへの感動は最も燃えた時代を超えられないのか
http://gamemusic.blog50.fc2.com/blog-entry-579.html

トラバ打ったけどなんか届いてないか、遅れているかも。

ま、要約すると、長い目で見て、また興味が出るものがあったらのめりこめばいいんじゃないかと思います。ゲーム本体とか、ほかのジャンルの音楽に目を向けるのは、有意義なことだと思いますので。
Posted by 中杜カズサ at 2008年03月09日 18:40
二度目のコメント失礼します。
完全に更新が止まってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか?
自分は不勉強なため、皆さんのように
「ゲームミュージック」への想いを書くことが苦手です。
ですが、ヘタな文章ながら書かせていただきます。

必ずゲームの音楽にも良さがあると思います。
そうでなければ、私はここまでゲーム音楽好きにならなかったはずです。
最近のゲーム音楽は「ゲームに合わせることばかり考えている」
とのことですが、私は未プレイのゲーム音楽も好きになったりします。
前に言いました「トラスティベル」もその一つです。
まあ、あのゲームは音楽が主役みたいなものなので、
気に入るのも当たり前かもしれませんが、他にもたくさんあります。
とくに下村陽子さん、古代祐三さんなど方々の音楽は、
ゲーム未プレイでも私にとっては感動するぐらいすばらしい音楽でした。

古代さんといえば「FM音源」ですが、こうした音源はゲーム音楽の特徴だと思います。
映画などでは使用できないゲーム音楽だけの音です。
しかし、映画などに使用されないからといって、深みのない音ではありません。
独特の味わいのあるすばらしい音源だと思います。
これもゲーム音楽の長所かもしれません。

ただ、最近のゲームには(世界樹以外で)このような音源があまり使われないのが残念なところです。
ですが今のゲーム音楽にも私は引かれます。
それがいったいなんなのか、残念ながら文章・言葉では説明できません。
私にしか理解できない良さなのかもしれません。

結局は、ゲームミュージックの良さがまれいんさんに合うかどうか、
そう、好みの問題です。最終的な結論がありきたりなものですみません。
「映画の音楽にゲームミュージックが負けているか」
少なくとも私はゲームミュージックのほうが好きです。

ヘタな文章、失礼しました。
Posted by アルト at 2008年04月30日 02:18
やはりゲーム自体を楽しみゲーム音楽演出という効果音からすべてひっくるめた(ニンテンドの近藤さんがおっしゃってました。)特異なサウンドを感じたほうがいい。

サントラ買って聞いてハイそれまでじゃ味気ないし何も感動も無い。

作曲者さんにも失礼だと思う。  

最近感銘うけたのは・・サンダーフォース5、セガガガ・・下手すればただのコレクターとなりそうだった自分に熱いものをくれた作品でした。
Posted by イム at 2008年05月29日 21:25
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ゲーム&ゲームミュージックへの感動は最も燃えた時代を超えられないのか
Excerpt:  このようなブログをやっている私ですが、知らない、聴いたことのないゲームミュージックはたくさんあります。でもこれは当たり前のことで...
Weblog: ゲームミュージックなブログ・Ver.FC2
Tracked: 2008-03-09 18:35
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